脂漏症

2020.12.04    タグ:

愛犬の皮膚がちょっとべたつく、酸っぱい臭いがする…なんてことがあれば脂漏症という皮膚病の可能性があります。

 

主に発症しやすい遺伝子を持ち合わせていること、ホルモン異常、偏食、アレルギーによる皮膚環境の悪化により、皮脂の分泌異常を来たし、皮脂を好むマラセチアという菌が異常繁殖してしまうことが原因と言われています。

シーズーやアメリカン・コッカー・スパニエル、プードルなどの犬種は発症しやすい遺伝子を持っているので注意が必要です。

 

このマラセチアは犬の外耳道、肛門嚢、指の間、唇、皮膚粘膜などに常在している酵母菌で、

皮膚に常在していますが、何らかの因子と合わさることで皮膚に異常をきたしてしまいます。

 

病院で処方してもらえるマラセチア用シャンプーを使って週1~2回身体を洗い、炎症を抑え、皮膚環境を良くする必要があります。

皮脂が多すぎる場合はクレンジングを併用して、余分な皮脂を除去してあげるのも効果的です。

食事も影響している場合は栄養バランスの取れたフードを与えてあげることが重要です。

ミネラルやビタミンの不足、脂質の過剰摂取が原因となるので、食事内容の見直しをしてみましょう。

市販フードには成分が細かく表記されていない場合があるので、表記がない場合はメーカーに問い合わせてみてもいいかもしれません。

 

ケアや食事は獣医師の先生とよく相談をした上で自宅ではどんなことをしてあげるべきかを決めてください。

毎日のケアでワンちゃんの健康的な皮膚を取り戻しましょう。