シニア犬のお散歩について
高齢になってくると、どうしても家に引きこもりがちになってしまいます。
運動習慣がなくなってしまうと健康を維持することが難しくなるため、年齢や個々の運動能力に合わせた活動つまり日頃のお散歩が重要になります。
シニア犬の場合、急な運動は心臓や関節の負担になるため、お散歩前に関節を優しくゆっくりと曲げ伸ばしてあげたり、後ろ足の内腿を軽くマッサージするなどの簡単なウォーミングアップをしましょう。そうすることで、体への負担を軽減し、歩きもスムーズになりやすいです。
お散歩中はワンちゃんの体調を見ながら今までよりも距離を短くしたり、ワンちゃんのペースに合わせてゆっくりと歩くことも大切です。途中で休憩できる場所があるコースを選んであげると良いでしょう。
また、階段や砂利道の少ない出来るだけ平坦な道を選んであげてください。
元気に歩ける場合は坂道をゆっくりと歩くことで足の筋力を鍛えることができますが、高齢になるとバランスを崩しやすく、思わぬケガに繋がることもあります。
自力歩行が困難な場合はカートで公園など安全な場所まで連れ出し、歩行補助用のハーネスを使い、少しだけでも歩かせてあげることで運動にもなります。
足腰が弱り、足を引きずるように歩く場合は擦り傷防止のために犬用靴下を履かせてあげてください。
10分程度のお散歩でも嗅覚や視覚などの五感が刺激され、日光浴もでき、ストレス発散や認知症、夜泣き予防にも繋がります。
何より、飼い主さんと出かけられることはワンちゃんにとって楽しみなことだと思います。
沢山声をかけて、体調を見ながらお散歩を楽しんでくださいね。