犬と住まいる協会 > 記事 > ニオイ対策

ニオイ対策

2023.09.07    タグ:

部屋を綺麗に掃除しても、どうしても犬独特のにおいが気になってしまうことはありませんか?

においの主な原因は①口臭、②体臭、③便臭です。

 

  • 口臭

犬の口臭の原因は多くが歯周病をはじめとする口内トラブルです。特にパグやフレンチブルドッグなどの短頭種や口腔内の狭い小型犬は歯磨きだけでは磨き残しが多く、口内トラブルが起きやすいと言われています。また、老犬では長年蓄積した歯石が沈着してしまいます。

歯垢が歯石になるまで約48時間といわれているので、毎日のデンタルケアが口臭対策の第一歩です。毎日の歯磨きを心がけましょう。デンタルケア用のおもちゃやガムなどでも多少口内ケアが可能なので、+αとして取り入れるのも良いでしょう。

 

  • 体臭

犬のにおいの原因第一位ともいえる体臭は個体識別やフェロモンのような役割を果たしています。

対策としては定期的なシャンプーはもちろんですが、体を濡れたタオルやガーゼなどで拭いてあげることも効果的です。

特にパグのように顔にしわが多い犬種などはヒダ部分に汚れが溜まり、細菌が繁殖しやすくいので、丁寧に拭いてあげましょう。

 

また、食事にも注意が必要です。シャンプーなどをしても体臭がきつい場合は腸内環境が乱れているかもしれません。

皮膚疾患などの病気によるニオイの場合もあるので、違和感を感じたらかかりつけの獣医師に相談することをお勧めします。

 

  • 便臭

便のにおいを完全になくすことは難しいですが、健康でいるためにも食事管理を見直してみましょう。腸内環境の乱れが体臭や便臭の原因となる可能性があります。

犬は元々肉食のためタンパク質は消化しやすいですが、穀物など炭水化物の消化が苦手とされています。タンパク質の消化が得意といっても、摂取量が多いと消化・吸収がしきれず、便に影響が出てしまいます。おやつの与えすぎには要注意です。

腸内環境を整えるのにヨーグルトやナットなどの発酵食品や海藻・きのこなどを少し取り入れてあげるといいでしょう。

 

においはワンちゃんの健康バロメーターのひとつでもあります。

いつもとちょっと違う、においがきついと思う場合は獣医師に相談してくださいね。