愛犬にとって嬉しいことといえば、お散歩、ごはん、遊ぶことなど色々と思い浮かべますが、飼い主さんとのスキンシップもそのひとつです。

触れること、撫でることは信頼関係を築く前のステップでもあり、そのため知らない犬や人馴れしていない犬にむやみに触れる行為は危険を伴うこともあります。

今回は触れ方についてご紹介します。

母犬は子犬の体を舐めることで安心感を与えています。人が触れることはこれと同意なのです。触れることは気持ちが伝わるので、イライラしていたり、無関心に触れていることは犬にとって気持ちいいものではありません。心を繋いでいることを意識して優しく撫でてあげてください。

一般的に触られて心地良い場所は耳の根本や肩、首回りと言われています。

犬にとって人の手が頭上から近づいてくるのは苦手なので、犬の目線より下から手を差し出し、徐々に上に向かって撫でる場所を変えていくことが望ましいです。

リラックスしてほしいときはゆっくりと優しく撫で、喜ばせたいときや褒めてあげるときは大げさに撫でてあげると良いでしょう。撫で方ひとつで気持ちの伝わり方が変わりますよ。

触られて心地良いときは目を細めたり、表情が柔らかくなります。

また、寝転んでいる場合は体全体の筋肉を緩め、リラックスしてきます。

犬にも触れてほしくない場所があります。触られるのが心地いい場所とは違う反応があるときは無理に触るのではなく、犬にとって触れられることに不安があるのか、傷や炎症があるのかなどよく様子を見てあげてください。

十人十色ならぬ「十犬十色」。どんな触れ方が愛犬にとって嬉しいことか考え探りながら、スキンシップをたくさんしてあげてくださいね。