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犬の熱中症①

2019.09.11    タグ:

毎日、蒸し暑い日が続き、連日熱中症に対する注意喚起を聞かない日がないくらいです。

犬や猫などのペットは地面と体の距離が近かったり、体毛に覆われている、

汗をほとんどかかないなど我々ヒトよりも熱中症の危険に晒されています。

ペットたちが出す熱中症のサインを見逃さず、早急に対処することが重要です。

 

 

熱中症の初期症状として、パンティング(ハァハァと激しい呼吸)、

よだれ、粘膜(歯肉や舌、目など)の充血やうっ血、頻脈などがあります。

体温測定ができるようであれば、直腸(肛門)から深部体温を測定し、

40℃を超えるようなら熱中症の疑いが高いです。

 

重症化するとヒトと同じようにぐったりして意識がなくなったり、

嘔吐、下痢、震え、痙攣発作などを引き起こします。

最悪の場合、死に至ることもあります。

まずは熱中症にならないように予防することが大切です。

朝夕のお散歩は飼い主さんが涼しく感じても、

地面との距離が近い愛犬たちは気温以上に高温の環境下にさらされています。

お散歩前に地面を触ってみて、10秒以上我慢できるくらいまで

温度が下がっているかを確認してあげましょう。

やむ終えず外出しなければならない場合は、こまめな水分補給をしたり、

体に水をかけ風を送り気化熱を利用して簡易的に体を冷やしたりしましょう。