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イヌとタバコ

2019.11.13    タグ:

世間では分煙、禁煙など受動喫煙をなくすための

動きが活発になっていますが、

自宅で喫煙する場合はどうでしょうか?

 

ヒトの身体に悪影響のあるものは

ワンちゃんにとっても良くありません。

特に嗅覚の優れたイヌたちにとってタバコの匂いは

嫌いな場合が多く、ストレスの原因になっている場合もあります。

 

また、体重1kgあたり約1mgで嘔吐、下痢、流涎、

パンティング(あえぐような呼吸)、興奮状態などの

ニコチン中毒の症状を引き起こすと言われています。

ニコチンとはアルカロイドの一種の有物質であり、

タバコには平均で10mg~14mg含まれています。

なので、特に小型犬は少量のタバコの煙でも

身体に悪影響がでる可能性があります。

 

タバコの煙を吸うだけでなく、タバコの吸い殻を食べてしまい、

ニコチン中毒になることもあるので、

お家だけでなくお散歩中も注意が必要です。

もし、誤飲してしまった場合は早急に

かかりつけの動物病院を受診してください。

そのとき、どのくらい食べてしまったか、

どれくらい前に食べてしまったか、

ワンちゃんの状態をしっかりと伝えるようにしましょう。

このとき、吐き出させようと水を飲ませてしまいがちですが、

体内でタバコからニコチンが溶け出しやすくなり、

逆効果なので、自己判断はしないでください。

 

また、火のついたままのたばこで火傷をする危険性もあります。

小さいお子さんがいるお家を一緒で、

ワンちゃんが過ごす部屋では喫煙は避け、

家族みんなで快適に過ごせる環境をつくってあげてください。