注意が必要な犬種について
小型犬、大型犬など身体の大きさだけでなく、体の特徴によっても注意点が変わってきます。
コーギーやダックスフントなどの短足で胴が長い犬種の場合は小さな段差でも足腰への負担がかなり大きく、将来的に椎間板ヘルニアや膝蓋骨脱臼などになりやすいため段差のある場所にはスロープの設置が必須になります。
また、滑りやすい床も要注意です。滑りにくい床材を取り入れ、足腰への負担を軽減してあげましょう。
足が短い犬種は穴を掘って狩りを手伝っていた間接狩猟犬が多く、穴を掘って脱走するケースが多くあります。特に門扉やフェンスの下は脱走しやすい場所なので穴が掘れないようタイルや人工芝を使用し、穴掘りによる脱走防止をしたほうがいいでしょう。
チワワやパグなど鼻の短い短頭種は植栽の枝などで目を傷つけてしまい角膜炎になるケースがあります。特に下草などを入れる場合はワンちゃんが目を突かないように花壇を設けるなどの工夫が必要かと思います。
チャイニーズ・クレステッドドッグやアメリカン・テリアなどの毛のないケアレス種の場合は肌を守ってくれる毛がないため直射日光も寒さにも注意を払わなければなりません。
ワンちゃんがゆったりと過ごすことができるようにガーデンルームやテラス屋根など日陰ができるスペースを設けてあげるとお庭でも安心して過ごすことができるでしょう。
このように現状だけでなく将来も見据えて、お家の中・外ともにワンちゃんの特徴に合わせて環境を整える必要があります。
長く一緒に暮らす家族のために早めの対策を心がけましょう。