ワンちゃんの反抗期
ヒトと同じようにワンちゃんたちにも反抗期があることをご存知でしたか?
イングランドの2つの大学の共同研究により青年期前(生後5か月齢)と青年期(生後8か月齢)の69頭のゴールデンレトリバーとラブラドールレトリバー、ミックス犬を調査したところ、「おすわり」に応える時間が飼い主に限定して応答するまでに時間が掛かったという結果が出ました。
同研究者のアッシャー博士によると人間の10代の若者と同様に犬の特定の行動に対する飼い主との対立は成長において通過するものであり、犬に見られる変化は人間の親子関係の変化とほぼ同じであることを示しているとのことです。
反抗期の愛犬との向き合い方についてアッシャー博士は「飼い主が従順でない犬を罰したり、犬を感情的に突き放さないことが非常に重要。人間の10代の若者同様、思春期の犬の好ましくない行動を悪化させてしまう」と述べています。
生後2か月以降を若年期とも言いますがワンちゃんにとって運動機能が飛躍的に向上し、興奮しやすく、集中力が続かない時期でもあります。
子犬のときに上手に出来ていたことが何故か出来なくなっている…なんてときには今愛犬は成長中なんだと認め、根気よく付き合っていくことが大切です。
飼い主さんとの絆をより深める時期でもあります。愛犬と一緒に飼い主さんも成長していきたいですね。