肥満について②
前回は単純肥満についてでしたが、
今回は症候性肥満についてです。
単純肥満は摂取カロリーの過剰が主な原因ですが、
症候性肥満は何らかの疾病が原因の肥満のことを言います。
肥満を伴う疾病はクッシング症候群、インスリノーマ、
甲状腺機能低下症などがあり、
主に内分泌系の疾患が原因となります。
他の症状として水を多飲したり、
尿量が多くなる傾向にあるので、
以前に比べて飲む水の量が多いな?と感じたら
一度かかりつけの動物病院を受診したほうがいいかもしれません。
症候性肥満の場合は食事や運動だけでなく
薬物治療や場合によっては手術が必要になることもあります。
早期発見が愛犬の健康を取り戻すきっかけになります。
一言で肥満といっても肥満が原因で病気になる場合、
病気が原因で肥満になる場合とがあるので、
安易に食べ過ぎ、太りすぎと判断せず、
獣医師の先生に相談して、何を改善すべきかを
明確にしてあげることが大切です。