終生飼養について
近年、ニュースや動物番組などでも
取り上げられることの多くなった保護犬、保護猫という言葉。
様々な理由で飼育放棄された動物たちのことを指します。
そのなかで殺処分される犬、猫の頭数をご存知でしょうか?
環境省の統計によると犬 8,362頭、猫 34,865頭(平成29年度)で、
年々、減少傾向にあるとはいうものの、
まだまだ多くのペットたちがヒトの都合により
飼育放棄されています。
そして、この統計は保健所以外で亡くなった動物は含まれず、
実際にはさらに多くのペットたちが理不尽な理由で飼育放棄され、
命を落としているのです。
保健所に連れてこられる理由で多いのは飼い主の都合。
理不尽な理由の場合もありますが、ほとんどが
引っ越し先の都合、飼い主の高齢化など、
可愛がっていたペットを泣く泣く手放すケースが多いそうです。
ペットを迎える際、家族として迎える責任を持つことができるのか、
万が一、手放さなければいけなくなった場合、
引き取り手を探し、どうしたらペットたちが
命を全うするまで幸せに生きていけるのかを
考えてあげることが終生飼養ではないでしょうか?
また、ペットを迎える際、ペットショップや
ブリーダーだけでなく譲渡会などで保護ペットを
迎えるという選択肢がこれから増えることで
殺処分される動物が減り、本当の意味での
ヒトと動物が暮らしやすいい社会になるのではないでしょうか。