肥満について①
肥満は大きく分けて単純肥満と症候性肥満の
2種類あるのをご存知ですか?
今回は単純肥満についてです。
単純肥満は「細胞増殖性肥満」と「細胞肥大性肥満」に分類されます。
細胞増殖性肥満は脂肪細胞のサイズが
大きくなるのと同時に脂肪細胞の数も増える肥満、
細胞肥大性肥満は脂肪細胞のサイズのみが
大きくなる肥満のことをいいます。
一度増えてしまった脂肪細胞は数が減ることはなく、
蓄積されている脂肪の量を減らすことが
「脂肪を燃焼させる」ということでダイエットの目的になります。
なので、子犬のころから肥満にならないよう
適正な食事量と運動量を把握してあげることが重要です。
ケアン・テリア、コッカー・スパニエル、
ダックスフント、ビーグル、ラブラドール、
シェットランド・シープドックなどは
遺伝的に肥満になりやすいので注意が必要です。
肥満は関節、椎間板の異常、呼吸器疾患、
糖尿病など様々疾患の原因となることもあります。
普段から食事や運動量を調整してあげて、
飼い主さんが愛犬たちの健康を守ってあげる必要があります。
まずはフードに記載されている量を
計ることから始めてはいかがでしょうか?