栄養管理について①
毎日の食事で何に気をつけたらいいのか、
何か不足していないか気になりますよね。
ヒトと犬では必要とする栄養量が違います。
理解した上でライフステージに合わせて
食事内容を変えてあげる必要があります。
犬が健康に生活するために必要な
栄養素についてお話します。
必要とされる栄養素は5つに大別されます。
①タンパク質
②糖質(炭水化物)
③脂質
④ビタミン
⑤ミネラル
これはヒトも同じです。
今回はタンパク質についてお話しをします。
タンパク質はいくつもの種類のアミノ酸が
合わさって合成されていますが、
そのうち体内で合成されない
9種(成長期には10種)のアミノ酸のことを
必須アミノ酸といいます。
必須アミノ酸は食事で取り入れなければなりません。
市販されているフードには充足するよう
配合されており、必須アミノ酸の含有量が
多いフードは高価格になる傾向にあります。
タンパク質は成長段階によって要求量が違うので
愛犬の成長に合わせて与えることが重要です。
犬は元来、糖質の摂取量が少ないので
体内でタンパク質から糖質を合成し、
脳細胞や血糖値などを維持しています。
糖質の合成能力が高い分、糖質を多く含む
食事は肥満の原因になります。
タンパク質はヒトも犬も体内機能を維持するのに
非常に重要な役割をしています。
特に手作り食にされている方は
不足していないか注意が必要です。