消毒について
消毒について
未だに終息の兆しが見えない新型コロナウイルスのために消毒をすることが習慣化してきていますが、アメリカ食品医薬品局(FDA)がTwitterなどで手の消毒剤についてペットの飼い主に向け、警告文を発表しました。
Attention Pet Owners: Do not use hand sanitizer to clean your pet’s paws. It can cause poisoning if absorbed through the skin. Hand sanitizer products can make your dog sick if eaten.
ーFDA CVM(@FDAanimalhealth)
和訳:ペットの飼い主への注意:ペットの足をきれいにするために人間用の手指消毒剤を使用しないでください。皮膚から吸収されると中毒を引き起こす可能性があります。手指消毒剤は口に入ると犬が病気になる可能性があります
犬にとって害になる主な成分は以下の通りです。
・エタノール(アルコール)
5.5㎖/㎏以上摂取すると犬猫にとって致命傷となると言われています。
アルコール中毒の場合、無気力、食欲不振、呼吸数の減少、体温の低下などの症状が出ます。
また、嗅覚の優れている犬にとってアルコール臭は不快であり、飼い主さんが消毒をした後は1分程度経ち、アルコールが揮発してからスキンシップをとってあげることが望ましいです。
・塩化ベンザルコニウム
アルコールフリーの製品によく含まれている成分です。
中毒になると過度のよだれや唇や舌に潰瘍ができます。
・トリクロサン(抗菌剤)
薬用せっけんや食器用洗剤など幅広く使われている成分です。
長期使用した場合、皮膚がんの原因となる可能性があります。
この他にもペットにとって危険な成分は多くあります。ヒトにも使えるから安心と思わず、しっかりと成分を確認し、安全性が確保されたものを使用してあげてください。